皆さんは、リノシーという不動産投資サービスを知っていますか?
「入居率は99%」「不動産投資の売上実績は3年連続No.1」など高い評価を得ていたリノシーですが、最近ネット上で「リノシーで騙された」「詐欺会社では?」といった疑惑が浮上しています。
そこでこの記事では、リノシーとは具体的にどういった会社で実績があるのか?利用者の口コミや評判はどうなっているのか?などを徹底調査していきます。
不動産投資や土地活用に興味のある方は、是非最後まで見て下さい。
目次
リノシーとはどういう会社か?
リノシーは不動産の購入、管理、売買までワンストップでサポートしてくれる不動産投資サービスです。
主にサラリーマン向けとして、不動産投資事業をサポートしています。
会社概要
社名 | 株式会社GA technologies(GAテクノロジーズ) |
所在地 | 東京本社 東京都港区六本木3-2-1住友不動産六本木グランドタワー40F |
事業内容 | ネット不動産「RENOSY」の開発・運営 SaaS型のBtoB PropTechプロダクト開発 |
設立 | 2013年3月12日 |
資本金 | 72億3879万8466円 |
ホームページ | RENOSY |
リノシーを運営しているのはGAテクノロジーズという会社です。
GAテクノロジーズは東証グロースに上場している大手の不動産会社であり、表記した東京本社の他にも大阪・仙台・名古屋・福岡といった主要都市に支社を持っています。
事業内容
GAテクノロジーズの事業内容は不動産業務の多岐にわたっており、簡潔にすると以下の3つが挙げられます。
- リノベーション事業(建物を改装・改修といった工事)
- 不動産の売買仲介(AIを用いての顧客と物件の仲介や売買)
- オンラインプラットフォーム(プラットフォームを活用しての物件の検索や手続きを簡便化)
通常、不動産投資を行う場合は物件が検索できるサイトで物件を探して、いいと思った物件が見つかったら不動産会社に問い合わせて業者と話を進めていく必要があるのですが、リノシーの場合は物件が見つかった後も同じサイトで手続きを進められるので、手間がかかりません。
また、中古物件のリノベーションも企業内で行ってくれるので、入居者を受け入れるまでがスムーズに進みます。
リノシーのメリット3点
リノシーで不動産投資を始めるにあたり、他社との明確な違いとして3つのメリットが挙げられます。
- 少額の資本からでも始めれる
- アプリを使って資産管理ができる
- 仲介手数料が掛からない
1つずつ確認していきましょう。
少額の資本からでも始められる
まず前提の話として、不動産投資には1棟タイプとワンルームタイプの2種類があります。
1棟タイプはマンションやアパートを1棟分丸々購入し、各部屋を賃貸する方式です。
メリットとしてはすべての部屋で賃貸料が取れるので、得られる収入が多いこと、デメリットは購入費用が高額なことが挙げられます。
対して、リノシーが提供しているのがワンルームタイプの投資方法であり、マンションやアパートの1部屋を購入してその部屋の賃貸料を受け取る方法です。
このメリットは購入費用を抑えることができる他、建物の管理が必要ない分、管理費用を抑えることもできます。
アプリを使って資産管理ができる
物件購入後、そこからの管理はリノシー側で行ってくれるので、オーナーは所有物件の管理・運用から新着販売物件の確認まで、不動産投資のあれこれを、リノシーが提供するアプリを用いてスマホ1つで管理することができます。
アプリでできることとして、所有する物件の現状確認・各種書類データの閲覧・確定申告の手助け・新規販売物件の購入と、このアプリで資産管理のあれこれがほとんど完結するのです。
仲介手数料が掛からない
上記したように、リノシーを運営するGAテクノロジーズの事業内容は不動産業務の多岐にわたっています。
なので、中古物件の購入から利用者入居後の管理まで、GAテクノロジーズで一括して行えるのです。
そのため、中古物件の購入・利用者への仲介・管理業者への委託といった各種仲介手数料が一切かかりません。
結果的に、不動産投資におけるオーナー側の料金を抑えることができるのです。
リノシーのデメリット3点
上記のようなメリットがある一方で、リノシーを利用するにあたって以下のようなデメリットも存在します。
- リターンが1棟タイプと比べ少額である
- 年収500万円以上のサラリーマンが対象である
- 短期的には収益がでない
各項目を詳しく見ていきましょう。
リターンが1棟タイプと比べ少額である
リノシーが取り扱う不動産は、中古のワンルームタイプに限られています。
これは、先に述べた少額の資本で始められるというメリットの代償とも言え、新築の1棟タイプと比べると月々の賃貸料も安せざるを得ません。
年収500万円以上のサラリーマンが対象である
リノシーでの不動産投資は、ローンで1部屋を購入して第三者に貸し出すことで収益を上げるという方式です。
故に、ローン審査を通らなければ不動産投資自体を始めることができないのです。
リノシーが高所得のサラリーマンを顧客対象としているのもそのためで、定期収入があるという企業勤めの信頼とある程度の資金力が求められます。
つまり、自営業や資金に乏しい顧客はリノシーのサービスを受れない可能性があるのです。
短期的には収益がでない
上記したように、リノシーでの不動産投資はローンを組んで不動産を手に入れます。
故に、顧客が収益を得られるのは賃貸料によるローンの相殺が終わってからになります。
リノシーの口コミや評判
リノシーの企業情報や事業内容から見るに、運営会社のGAテクノロジーズは信頼のできる企業に思えます。
とはいえ、リノシーのサービスには上記したようなデメリットがあることも事実です。
以上のことを踏まえて、リノシーに怪しい詐欺の噂がある理由を口コミや評判を元に考察してみましょう。
ユーチューブ見てたらよく出てくる不動産投資のリノシーって、広告必死すぎてかなり怪しい。
節税出来るって、どういう事?
損出して、通算するからって事?
なんか見てたら長い事損失出っぱなしで、だいぶ先に利益が出るみたいだけど、かなり先だとホントに利益出るか怪しい。— ルイボス (@RooibosGoodE) February 14, 2024
この方は利用者ではないですが、資産運用についてのシミュレーションまでは行っているようです。
上記したデメリットの1つである「短期的には収益が出ない」点と「ローンで不動産を購入する」という2点が、引っかかっているようですね。
リノシーは銀行持ってますって言ってたけどSBI間借りしてる様なもんだと思うしリノシー銀行だとローンが通りやすいってカモにしますよって言ってる様に思うんだけどな。ってことでシステム的に金貸し、不動産売買、売買仲介、不動産管理と一連の流れでお金を吸い上げるシステムを構築してて
— horse deer (@UmashikaHD) February 18, 2024
こちらは、GAテクノロジーズの強みである「不動産関係の購入から賃貸管理まで一括で任せられる」という、本来メリットとされていることが逆に不安と思われているようです。
不動産営業ってとにかく電話してミーティングできないですか?の一辺倒
PDFに希望条件沿った物件情報組み込んで合致する人にDMすれば面談アポ簡単に取れるでしょ。リノシーとか条件言ってんのにテレマ一辺倒はほんとやめた方がいいと思う。GAテクノロジーめちゃいい会社思ってたけどテレアポ会社じゃん— Hiroki Ishida (@hirokiishida1) February 13, 2024
最後は「営業のかけ方に問題がある」という口コミです。
評判を調べたみたところ、確かにネガティブな口コミや評判が多い印象を受けます。
【まとめ】リノシーは詐欺ではないがネガティブな口コミが多い
この記事では、リノシーとは具体的にどういった会社で実績があるのかやメリットとデメリット、口コミや評判はどうなっているのかを紹介してきました。
運営会社のGAテクノロジーズという会社の規模や、事業内容及び上場している事実からするに、リノシーが詐欺事業とは言えないでしょう。
一方で、ネットやSNS上でネガティブな評価がされているのも事実であり、不動産という高額投資の不安から来るものはともかく、無理な営業をかけられたことによる不評とは企業側も向き合う必要があると思います。
もし、リノシーを利用するのであれば、高額な買い物になるというだけでなく、メリットとデメリットを照らし合わせて厳しめの判断をするのが良いでしょう。