SNSやLINEを通じて「毎日33,000円稼げる」といった副業案件が数多く紹介されています。
その中でも「PARADISE(パラダイス)」というサービスがありますが、その実態は不明瞭で、信頼性に疑問を抱く声が多く上がっています。
今回は、PARADISEの副業内容、口コミ・評判、特定商取引法に基づく情報を徹底調査し、実際にLINE登録してその真相に迫ります。
目次
PARADISE(パラダイス)の副業内容
PARADISEの公式ページでは、「アプリを使った超最新の稼ぎ方」「使用料0円」「PARADISEをダウンロードすれば毎日33,000円の入金がスタート」といった魅力的な文言が並んでいます。
また、以下の内容も謳っています。
・使用料は永久に無料
・専門的な知識は必要なし
・タップのみで完結
これらの内容は非常に魅力的に映りますが、具体的な作業内容や稼ぎ方の詳細は一切明示されていません。
これでは、どのような副業なのか、どのようにして収益を上げるのかが全く不明です。

PARADISE(パラダイス)の評判や口コミ
ネット上でPARADISEに関する口コミや評判を調査しましたが、実際に「稼げた」といったポジティブな声は見つかりませんでした。
むしろ、「詐欺」「怪しい」といった否定的な意見が多数を占めています。
ただ、PARADISEの公式サイトでは以下のような口コミが紹介されていました。
こんなに簡単に「33,000円」がもらえることに驚きました。
なんとなく試してみただけで、こんなラッキーなことが起こって感謝です。
引用元:PARADISE(パラダイス)公式サイト
連休中どうしても3万円が必要になり、冗談半分で「PARADISE」を始めたらすぐに5万円がもらえました。
この即金力には感謝を覚えましたね。
これから色々安心できます。
引用元:PARADISE(パラダイス)公式サイト
「PARADISE」を知れてよかったです。
33,000円が入金されるまでの対応も早くて・・・本当にありがとうございました。
引用元:PARADISE(パラダイス)公式サイト
すべてが良かったです。
先月は、84万円の給料にプラスされました。
迅速丁寧なサポート対応ありがたかったです。
引用元:PARADISE(パラダイス)公式サイト
公式が発表している口コミだけが目立つ場合、それが実際の利用者の声なのか疑わしいことがあります。
宣伝目的で都合の良い意見だけを掲載している可能性も高いため、公式の口コミだけを鵜呑みにせず、第三者の客観的な評価や実際の利用者の声を探すことが大切です。
信頼性を見極めるには、多角的な情報収集が欠かせません。

PARADISE(パラダイス)のLINE登録検証
PARADISEの公式サイトより、実際にLJINE登録し、検証しましたので、ご参考ください。
まずは、下記よりLINE追加をします。
すると、さっそく次のようなメッセージが送られてきます。
既視感のあるようなトーク画面とメッセージのため、違う名前でいくつもアカウントを作っている可能性があります。
今すぐ30万円を手に入れるという広告が身につきましたので、タップしてみると、次のような副業のページに飛びます。
こちらの副業ページも読み進めていくと、またLINEの友達追加を進められます。
LINEで友だち追加をしても、肝心のアプリのダウンロード案内は届かず、代わりに別の副業案件の案内ばかりが送られてくるケースが多く報告されています。
こうした手法は「オプトインアフィリエイト」と呼ばれ、利用者の登録を別のサービスへ誘導し、紹介料を得る仕組みの可能性があります。
そのため、本当に稼げる副業を探している方は、こうした迷惑な誘導や不透明な情報には十分注意し、安易に登録しないことをおすすめします。
オプトインアフィリエイトとは
利用者がメールアドレスやLINE登録などの「登録(オプトイン)」をすることで、その登録情報を広告主に提供し、紹介者が報酬を得る仕組みのことです。
利用者は特定のサービスに登録したつもりでも、実際には複数の広告や別の案件に次々と誘導されることがあり、結果として不要な情報や勧誘メッセージが大量に届くことがあります。
詐欺的な案件に利用されるケースも多いため、登録前にサービス内容や運営の透明性をよく確認することが重要です。

似たようなLINEアカウントをいくつも作成している可能性が高いです。
そうなると、ほぼ間違いなくオプトインアフィリエイト目的となるでしょう。
PARADISE(パラダイス)の特商法
特定商取引法は、消費者が安心して商品やサービスを購入できるよう、販売者が事業者名や所在地、連絡先、返品条件などの情報を明示することを義務づけています。
この法律に基づく表記があることで、万が一トラブルが起きた際に連絡が取れたり、適切な対応を求めたりすることが可能になります。
しかし、PARADISEに関しては、公式サイトやLINE登録後の案内においても、こうした基本的な事業者情報の開示が一切ありません。
このような情報の欠如は、サービスの信頼性を著しく損ない、利用者にとって非常にリスクが高い状況と言えます。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法は、通信販売や訪問販売など、消費者と事業者のトラブルを防ぐための法律です。
この法律では、販売者が氏名や住所、電話番号、返品条件などを明示する義務があります。
これにより消費者は安心して取引できる環境が整い、トラブルが起きた際の対応もスムーズになります。
特商法の表記がない場合、販売者の実態が不透明であり、トラブル時の救済が困難になるため、注意が必要です。

まとめ:PARADISE(パラダイス)は特商法がなく口コミの信ぴょう性も低い!詐欺の可能性も視野に
PARADISE(パラダイス)は、魅力的な報酬を謳う一方で、特定商取引法に基づく表記が一切ない点が大きな問題です。
販売者情報や連絡先が不明瞭なため、万が一トラブルがあっても対応が難しく、信頼性に疑問が残ります。
さらに、ネット上にある口コミも公式発表のものが中心で、実際の利用者による客観的な評価がほとんど見られません。
このことから、口コミの信ぴょう性も低いと判断せざるを得ません。こうした状況を踏まえると、PARADISEは詐欺の可能性も視野に入れて慎重に検討する必要があります。
安易な登録は避け、十分に情報を集めてから判断することを強くおすすめします。