パプリカ8というスマホを使った副業をご存じでしょうか?
この副業は、「1日たったの作業で37,000円が簡単に稼げる」といった、にわかには信じがたい広告で宣伝されています。
登録するだけで現金8万円がもらえる「先着50名限定の特典」も謳われており、ネット上でも話題を呼んでいます。
しかし、そのあまりにもうますぎる内容から、「詐欺では?」「怪しい」といった不安の声も多く見られ、実際のところはどうなのか不明な点が多いのが実情です。
今回は、そんな「パプリカ8」の正体や仕組み、実際にLINE登録してみた結果どうだったのか、という点まで踏み込んで詳しく調べてみました。

目次
パプリカ8の副業内容
パプリカ8は、冒頭でも少し触れましたが、「スマホ1つで毎日3万7,000円を簡単に稼げる」といった内容を打ち出しており、現在はキャンペーン期間中ということで、LINE登録をした先着50名に現金8万円をプレゼントするという特典も付いています。
つまり、アプリをスマホにインストールしてLINEに登録するだけで、理論上は合計11万7,000円が手に入るというわけです。
副業を探している人にとっては、思わず気になってしまう内容ですよね。
紹介ページにはさらに、「利用者満足度・登録者数がどちらも業界No.1」とのアピールも記載されており、多くの人がすでに利用している印象を与えています。
ただし、問題はその中身です。
肝心の「どのような作業で日収3万7,000円を稼ぐのか」「具体的な収益の仕組み」「運営元の企業情報」などについては、ページ内に明確な説明がほとんど見当たりません。
そのため、ネット上では「怪しい」「詐欺ではないか」「実態が不透明すぎる」といった疑念の声が広がっています。
公式ページから読み解けるパプリカ8の特徴について以下の通り、まとめました。
パプリカ8の特徴
スマホがあればOK、誰でも始められる
毎日3万7,000円の収益が可能とされている
アプリのダウンロードは無料
先着50名には現金8万円の特典付き

パプリカ8のLINEへ登録検証
実際にパプリカ8のLINEへ登録検証しましたので、ご参考ください。
まずは、公式ページの「毎日37,000円を今すぐ手に入れる」というボタンをタップします。
すると、以下のLINEアカウントが出てきます。
友達登録すると、さっそく以下のトークが送られてきます。
おそらく自動送信でしょう。
①~③は、どれをタップしても別のLINEアカウントへの案内に飛びます。
そして、画面下の「スマホ簡単作業で月収+10万円!!」と表示されている広告があるのですが、こちらもタップすると、全くパプリカ8とは関係のない副業の案内へ飛びます。
パプリカ8の公式案内では、無料でパプリカ8のアプリをダウンロードするだけで稼げるという話ですが、アプリのアの字も出てきません。
時間が経っても上記画像のようなパプリカ8とは関係ない広告の案内や別のLINEアカウントへの誘導のみです。
稼げるところか、怪しい案内ばかりが送られてきます。
登録検証の結論として、パプリカ8は悪質なオプトインアフィリエイト目的である可能性が高いと判断しました。
パプリカ8オプトインアフィリエイトの可能性が高い
パプリカ8副業とは関係ない副業の案内ばかりが送られてくるということは、送り主はオプトインアフィリエイト目的でしょう。
オプトインアフィリエイトで稼げるのは、アフィリエイターのみです。登録者は稼げません。
オプトインアフィリエイトとは
オプトインアフィリエイトとは、ユーザーにメールアドレスなどの個人情報を入力させ、その情報を企業に提供することで報酬が発生するアフィリエイト手法です。
多くの場合、無料プレゼントや特典をエサに「登録」を促し、紹介者(アフィリエイター)は1件ごとの登録につき報酬を得ます。
一見すると簡単に稼げそうに見えますが、実際は信頼性の低い案件や詐欺まがいの手法が使われることも多く、注意が必要です。
登録後に高額な情報商材や副業プログラムへの勧誘が続くケースもあり、受け取る側も慎重に判断する必要があります。
オプトインアフィリエイトは適切に使えば有効な集客手法ですが、悪用されるとトラブルの原因になるため、仕組みを理解しておくことが大切です。
オプトインアフィリエイトを悪用した詐欺では、「無料登録で高額報酬」「今だけ限定特典」など、魅力的な言葉で個人情報を集め、登録後に高額な副業商材や詐欺的サービスへ誘導されるケースが多く見られます。
実際には稼げないにも関わらず、誇大広告で信用させるのが特徴です。

パプリカ8の特商法
結論から先にお伝えしますと、パプリカ8に特商法の記載はありません。
特定商取引法(特商法)とは
特定商取引法とは、消費者が不利益を被らないように、訪問販売やネット販売などの取引に関して、事業者が守るべきルールを定めた法律です。不当な勧誘や詐欺的行為を防止することを目的とし、消費者を保護するための制度で、事業者には必要な情報の開示義務が課されています。
とはいえ、今回のように「無料で提供されるサービス」に関しては、特商法に基づく表記の掲載義務がないケースもあります。そのため、パプリカ8のように「無料ダウンロード可能」と謳っている場合、法的には記載されていなくても問題ないこともあります。
特商法の表記がない副業を見極めるポイント
パプリカ8のように「無料だから特商法の表記が不要」とされるケースもありますが、実際には登録後に課金や勧誘が発生する可能性も否定できません。そこで、特商法の表記がないサービスに出会った際に、注意して確認すべきポイントを下表にまとめました。
1. 運営者情報の有無 | 公式サイトや紹介ページに、企業名・住所・電話番号・責任者名などの記載があるかを確認しましょう。これらの情報が一切見当たらない場合は、運営元が不透明な可能性が高く、要注意です。 |
2. 利用規約・プライバシーポリシー | 情報収集目的であるサービスは、プライバシーポリシーや利用規約を設けるのが一般的です。これらが用意されていない場合、個人情報がどのように扱われるのか不明確で危険です。 |
3. 利用後の動きに注意 | 登録後すぐに他の副業案件やLINE誘導が始まる、あるいは高額な商材や講座への勧誘が続くようであれば、オプトインアフィリエイトを利用した誘導型の仕組みである可能性が高いです。 |
4. 不自然な実績や口コミ | 「毎日数万円稼げた」「初日で10万円入金された」など、あまりにも誇張された実績ばかりが紹介されているページも要警戒です。本当に信頼できるサービスであれば、過度な演出は必要ありません。 |
信頼できる副業サービスを見極めるためには、見た目の魅力だけで判断せず、情報の透明性や企業の信用性を重視する姿勢が大切です。

パプリカ8の評判や口コミ
パプリカ8公式ページや紹介サイトでは「利用者満足度No.1」や「多くの人が稼げている」といった表現が見られます。しかし、肝心の利用者の声や具体的な体験談、レビューといった情報は、ネット上ではほとんど確認できません。
通常、話題になっている副業であれば、SNSや掲示板などで何かしらの評判や使用感が出てくるものですが、パプリカ8に関してはそれがほぼ見られないのが実情です。
口コミが存在しないということは、「本当に利用されているのか?」「実績はあるのか?」と疑問を抱かざるを得ません。
実在するサービスであれば、肯定的なものだけでなく否定的な声も含めて、何らかの形で利用者の反応が見つかるはずです。それが確認できない点は、不安材料の一つと言えるでしょう。

まとめ:パプリカ8は怪しい副業詐欺の可能性があり登録の判断は慎重に
パプリカ8は「毎日3万7,000円稼げる」「登録だけで現金8万円」など、非常に魅力的な内容を謳っていますが、運営元の情報が不明で、特商法の表記もなく、信頼できる口コミも確認できません。
こうした不透明な要素が多いことから、詐欺の可能性も否定できません。安易に登録せず、慎重に判断することが重要です。