アロマオイルと聞くと、リラックスや美容、健康に役立つイメージがありますよね。
その中でも「ドテラ(doTERRA)」は、エッセンシャルオイル市場で世界的に有名なブランドの1つです。
しかし、ネット上では「ドテラは怪しい」「マルチ商法では?」といった声も見られ、興味はあるけれど不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ドテラの実態や商品、利用者の口コミ、ネット上の評価などをもとに、なぜ「怪しい」と言われているのか、その背景を分かりやすく解説します。

目次
ドテラとは?アロマオイルを扱う世界的ブランド
ドテラ(doTERRA)は、2008年にアメリカ・ユタ州で創業されたエッセンシャルオイルのブランドです。
天然由来・高品質なアロマオイルを製造・販売しており、健康志向の高い層を中心に世界中で支持されています。
ドテラの最大の特徴は、「CPTG品質保証プロセス(Certified Pure Tested Grade)」という独自の品質管理基準を掲げている点です。
農薬や添加物を使用せず、純度の高いオイルを提供することを強みとしています。
また、製品はオイルだけにとどまらず、サプリメントやスキンケア用品など多岐にわたり、アロマや自然療法を生活に取り入れたい人たちから注目されています。
ドテラの価格帯は高い?他社アロマとの違いを比較
ドテラのアロマオイルは品質にこだわっている分、価格も比較的高めに設定されています。
例えば、人気の「ラベンダーオイル」は15mlで約5,000円前後。一般的な市販のアロマオイルと比べると、2倍〜3倍以上の価格帯になることもあります。
この価格差の背景には、ドテラが採用するCPTG基準(Certified Pure Tested Grade)があります。
この基準は、農薬・化学添加物を一切使わず、オイルの抽出から瓶詰めまで徹底した品質管理を行う独自の検査プロセスで、純度と安全性を重視しているのが特徴です。
他社でもオーガニックや高品質なアロマを扱うブランドはありますが、飲用可能と明言しているところは限られています。(※飲用は必ず専門家の指導のもとで行うべきです)
このような機能性や安全性に魅力を感じる人にとっては、価格に見合う価値があるといえるでしょう。
一方で、香りを楽しむことが主目的であれば、より手頃な価格の製品でも十分な場合があります。
そのため、「何を重視するか」によって、ドテラ製品の価値や必要性は変わってくると言えるでしょう。
ただし、販売方法が「ネットワークビジネス(MLM=マルチレベルマーケティング)」を採用していることが、後述する「怪しい」との声につながる一因になっています。

怪しいと言われる理由とは?ドテラのビジネスモデルに注目
ドテラが「怪しい」と言われる最大の理由は、MLM(マルチ商法)形式で販売が行われているからです。
ドテラでは、一般の店舗販売ではなく、登録ディストリビューター(販売員)を通して商品が広まる仕組みになっています。
MLM自体は違法ではありませんが、以下のような理由で不安や抵抗感を抱く人も少なくありません。
勧誘の強引さ
ドテラが「怪しい」と言われる背景には、一部販売員による過剰な勧誘が関係しています。
SNSやブログでは、「アロマで病気が治る」「薬をやめられる」といった科学的根拠に乏しい表現が見受けられ、健康被害を懸念する声もあります。
本来、アロマオイルはリラックスや香りによる気分の変化を楽しむものであり、医療行為の代替にはなりません。
それにもかかわらず、商品の効果を誇張して勧誘に利用するケースが報告されており、信頼性に疑問を持たれる要因になっています。
友人関係のトラブル
ドテラの販売は、身近な人間関係を通じて広がることが多いため、勧誘がトラブルに発展することもあります。
ママ友や知人から突然ビジネスの話を持ちかけられ、「断りづらい」「関係が気まずくなった」という体験談がSNSでも多数見られます。
信頼していた人との関係が壊れることで、精神的な負担を感じたという声も少なくありません。
初期費用や在庫リスク
販売員として活動するには、まず年会費の支払いと、一定額の商品購入が必要になります。
さらに、報酬を得るには自分の売上だけでなく、チーム全体の売上が関わってくる仕組みのため、「稼ぐには結局自分が沢山買わないといけない」と感じる人もいます。
在庫が余ってしまったり、思うように収益が上がらないまま退会する人も少なくなく、これが「ねずみ講のようだ」と誤解される原因の一つとなっています。
ちなみに、ドテラは合法なMLMであり、ねずみ講とは異なります。
ねずみ講とは
金銭を会員から集めて、新たな会員を勧誘させ、その参加費の一部を紹介者に報酬として分配する仕組みのことです。
商品やサービスの提供を伴わず、勧誘が収益の主な目的となっているため、実質的に新規会員が集まらなくなった時点で破綻します。
日本では「無限連鎖講」として法律で禁止されており、違法行為に該当します。
MLM(マルチ商法)とは仕組みが異なります。

ドテラの口コミ・評判と利用者の本音
では、実際にドテラを利用している人たちの声はどうなのでしょうか?
良い口コミと悪い口コミの両面から紹介します。
良い口コミ
「香りが本当に自然で、リラックス効果を感じやすい」
「他のアロマオイルと比べて品質が高く、少量でも香りが持続する」
「子どもにも使えると聞いて安心して使っている」
実際にオイルを使ってみたユーザーの中には、品質の良さを高く評価する声が多く見られました。
天然成分へのこだわりや、丁寧な製造過程に安心感を持っているようです。
悪い口コミ
「知人からの勧誘がしつこくて困った」
「値段が高い割に、効果は正直よくわからなかった」
「体調が良くなるとは言われたが、個人差が大きい」
マルチは商品を扱ってるものは、「違法」ではないのよ。ただし勧誘の仕方で商品を扱ってても、殆どが「合法」ではない。
ドテラも例に漏れず「特商法違反の勧誘」ばかりしていて、さらに薬機法違反も繰り返してるね。 https://t.co/O6ubGm59et— めろねーど@ドラクエX (@melonadegames) July 13, 2025
効果については個人差があり、「期待していたほどの実感がなかった」という意見もあります。
また、ビジネス目的での勧誘に関する不快な体験が、悪い印象に繋がっているようです。
ドテラのアロマオイルは危険?安全性についての考察
「ドテラのオイルは危ないのでは?」という疑問を持つ人もいるかもしれませんが、製品そのものが危険というわけではありません。
ただし、使い方には注意が必要です。
ドテラの一部オイルは飲用や塗布が可能とされていますが、使用する際は必ず正しい方法を確認し、用量を守ることが大切です。
特に小さな子どもや妊婦、アレルギー体質の方が使用する場合は、医師や専門家に相談したうえで使用することをおすすめします。
また、「自己判断で飲用を勧める販売員」が存在するとの報告もあり、これが危険という印象を与えている可能性もあります。
信頼できる情報源をもとに、安全に活用することがポイントです。

まとめ:ドテラは商品は高品質だが、勧誘・ビジネス目的には注意が必要
ドテラのアロマオイル自体は、高品質な天然成分にこだわった製品であり、多くの利用者から支持を受けています。
しかし、販売方法がMLM形式であるため、ビジネスとして関わる際には慎重な判断が求められます。
特に以下の点には注意が必要です。
強引な勧誘には距離を置く
購入前に価格や効果をよく調べる
自己判断での飲用や過剰な使用は避ける
副業目的での登録はリスクを理解した上で検討する
怪しいと感じる背景には、商品そのものよりも売り方や関わり方に問題があるケースが多いと考えられます。
ドテラの製品に興味がある方は、まずは正規販売店や信頼できる代理店を通じて購入し、ビジネスとして関わるかどうかは慎重に判断しましょう。